君のいる毎日

女性アイドルのオタクがアイドルマスターSideMのライブに行った話。

 

 

 

 

ブログのアカウントを作ったはいいけど、何を書いていいかわからず放置すること1年。ついに書く時がきました。

 

140文字じゃ収まりそうになかった、超ド新参アイドルオタクPがアイドルマスターSideMのライブに行った話です。

 

ライブの感想をひたすら書いていくだけの内容ですが、他のジャンルでアイドルオタクをやっているが故に感じたこともあったりしたので、あくまで一個人の感想だと思って軽く読んで貰えるとありがたいです。

 

 

 

さて、冒頭いきなり“アイドルオタク”を連呼しましたが、普段はハロー!プロジェクトに所属するアイドルのオタクをしています。

 

推しはモーニング娘。'18の10期メンバー佐藤優樹(さとうまさき)ちゃん。

とりあえずYouTube開いてこの名前で検索してみてほしい。明日にはあなたも佐藤優樹の虜です。

f:id:myk_pkpk:20180204133441j:image

かっこいい。

 

 

話は逸れましたが、男性アイドル、2次元、キャラクターを演じている声優の方が歌うライブ、と、普段とは明らかに中身が違うライブに行くことに当日を迎えるまで正直不安しかありませんでしたが、とりあえず元高校教師ユニット『S.E.M』のStudy Equal Magic!の振り付けだけ完璧にして、あとはサイリウム持ってりゃ何とかなるだろう精神で会場に向かいました。

 

 

 

好きなアイドル

 

ライブの話をする前に私の推しの話を。

まず、アイドルマスターと名が付くものなので、アイドルを題材にした作品にはなるんですが、このアイドルマスターシリーズ初の男性アイドル作品となったのがアイドルマスターSideM

全15ユニット、46人がそれぞれ理由(ワケ)あってアイドルをしています。

 

その中でも私が特に惹かれたのが元アルバイトユニット『Beit』に所属するピエールでした。中央の男の子です。かわいい。

f:id:myk_pkpk:20180204153056j:image

 

着ぐるみを着てアルバイトをしていたピエールがプロデューサーにスカウトされ、アルバイト仲間だった元コンビニバイトの鷹城恭二(左)と元花屋さんの渡辺みのり(右)の2人とユニットを組みアイドルを始めます。

 

秘密の過去を持ち、フリーターから華麗に転身!というユニットのキャッチコピーを見た時、なんだか闇が深そうだな…と感じながらもピエールのことを知っていくと、これは応援するしかないなと。

だって15歳ですよ?そりゃ好きになりますよ。(語弊) 

 

f:id:myk_pkpk:20180204102935j:image

 

自分も、そして周りも笑顔で居られることをすごく大切にしているピエール。

15歳という年齢ながら周りをしっかり見て行動できる人柄を好きになりました。

そんな彼を演じてくれているのが声優の堀江瞬さん。ピエールのかわいらしく透き通った歌声を聴くために今回のライブに行くと言っても過言ではなかったので、ユニット曲もソロ曲も聴き込んでライブに臨みました。

 

 

 

ここがすごいよ!SideM!

 

1.男性プロデューサーの多さ

会場に入ってまず驚いたのが男性ファンの多さ。ここは男性声優のライブ会場だよな……?と錯覚するほど。

たぶん6:4くらいの比率だったと思います。

私の周りもかなり男性の方が多かった印象でした。これもアイドルマスターが“箱推し”されている所以なのかなと。

普段行く現場を考えると、女性が多いと逆に落ち着かないので(笑)ファン層を見るとすごく居心地がいい空間でした。

 

 

2.バラエティ豊かな楽曲

ライブが始まると定番曲から新曲まで30曲近くが披露されましたが、本当にもう曲が良い。とにかく良い。急に語彙力がなくなるくらい曲が良い。

とは言っても出されている楽曲はあくまで“キャラクター”が歌っているものなので、ユニットやキャラクターの色が出る歌詞だったり曲調にはなっているんですが、そこに滲み出る少々のダサさ。ここがハロヲタの私がこの作品を好きになった1番のポイントだと思います。

全部が完璧でカッコいい!だけではなくて、どこか惜しいというか、それがクセになってて。音源で聴いてもどれも良い歌ばかりなのですが、生で聴いてより良さがわかったものもあったのでそれをいくつか、私の中にあるボキャブラリーを結集させて紹介します。

 

 

TOMORROW DIAMOND / Beit

私の中での真打ちが3曲目にして登場。クライマックスが早い。

Beitが出てきたのがわかった瞬間、Beitの代表曲である“あの曲”で、スマイルがエンゲージされるのかと思いきや、まさかの新曲。

王子様感を前面に押し出すユニットなので衣装もさることながら、振り付けの中で膝をついたり、指輪の箱を開けるような仕草も入っていて、あれはもう完全にプロポーズでした。

たぶんあの演出見てた全プロデューサーの左手の薬指には彼らからプレゼントされた指輪が嵌っているはず。私には見える。ピエールから差し出された指輪が見えるぞ……!

出だしを歌う堀江さんもピエールそのもので、それを生で聞かせていただいたこちらとしては、静かに涙しながら感謝することしかできなかったです。生まれてきてくれてありがとう。

THE IDOLM@STER SideM ANIMATION PROJECT 02 試聴動画 - YouTube

 

 

バーニン・クールで輝いて / 神速一魂

拳を突き上げオイオイする歌。めちゃくちゃ楽しいし、これは絶対ハロヲタが好きなやつ。こぶしファクトリーに歌ってほしい。

歌っているお二人のVo値が爆発してるので聴いていてすごく爽快な気分になれる楽曲でした。途中で歌詞が飛ぶハプニングもありましたが、生らしいというか、ライブ感があってそこも含めてすごく楽しめた1曲でした。

曲終わりのMCで『定番曲になってるので皆さんもオイオイ言い慣れてきたんじゃないですか?(笑)』って言った黒野玄武役の深町寿成さんがすげぇかっこよかった。

THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE-09 神速一魂 試聴動画 - YouTube

 

 

 Study Equal Magic! / S.E.M

全アイドルオタクにゴリ押ししたい楽曲部門堂々1位。

ライブ映像を見たときの衝撃たるや。振り付けにしても衣装にしてもダサい。とにかくダサい。なんなんだあのアルミホイルジャケットは。

つばきファクトリー岸本ゆめのちゃんもびっくりだよ!

f:id:myk_pkpk:20180403221305j:image

 

と、第一印象から衝撃が強かった楽曲でしたが、曲を知ってからライブに行くまで一番聴いていたのがこの曲でした。

それはなぜか。振り付けがすこぶる楽しい。

アイドルのオタクである以上、どうしても振りコピをしたがる傾向にあるので、トンチキダンスの名を欲しいままにするこの曲をあの空間で踊れてめちゃくちゃ楽しかった。この振りを考えてくれた人に金一封を贈りたい。

会場が一体となって踊るタケノコダンスは迫力がすごかったし、あの空気感をモノにできるS.E.Mの3人はさすがのアイドルでした。

振り付け以外にも、随所に入るコールがTHE アイドルといった感じで、私の中で一番盛り上がった曲になりました。

【高画質】SideMライブ 超音楽祭2016@ニコニコ超会議2016 Part-2/3 - ニコニコ動画(0:46〜)

(このライブでは最後の方で両サイド2人のマイクが使えなくなり、センターにいる伊東健人さんのソロ状態になってしまいますが、それでも歌い切る伊東健人の歌唱力。恐るべし。)

 

出演しているユニットが多いからか、コーナーMCもほぼあって無いようなもので、歌われる曲も全部フルで、“歌を聴かせるためのライブ”という感じがセットリストからも伝わってきて、全編通して見応えのあるライブでした。

 

 

3.魅力的な“アイドルたち” 

アイドルオタクでいると、ライブ中はやっぱり推しに目がいって…みんな好きだけどどうしても一途になってしまう…なんてことは日常茶飯事だとは思うんですけど、昨日のライブもまさにそうだったので、今日しか見られない動く推しを網膜に焼き付けようと必死に追いかけてました。

その中でも印象的だった方たちを再び私の中にあるボキャブラリーを結集させて紹介します。

 

 

堀江瞬さん(as ピエール)

先述した通りピエールはBeitに所属するアイドルで、とにかくキラキラしていて、かわいらしさが全面に出るけどどこか男らしさもあってたくましい。

そんなキャラクターを演じてくれている堀江さんですが、本物を見るのは昨日が初めてでした。

1st、2ndとライブ映像を拝見したときは、歌声にまだ少し本人が残っているような印象があったのですが、昨日は完全にピエールが憑依していて。

TOMORROW DIAMONDの歌い出しである“約束は 何度だって”を聴いた時に、ピエールがこの場にいて、ハッピースマイルいっぱいに歌っている情景が瞬間で浮かんできました。すごく素敵だった。

あと堀江さん本人もかわいらしい顔をしているんですが、その見た目とは対照的に意外と身長が高くて脚もすらっとしているので王子様衣装が似合っちゃってしょうがない。君は王子様だったのかな?

そんな一面も魅力の一つですね。

THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 09 試聴動画 - YouTube

(ピエールソロ曲『魔法のステアー』)

 

永塚拓馬さん(as 冬美旬)

冬美旬くんは元高校生バンドユニット『High×Joker』のキーボード担当のアイドルです。

キャラクターの性格としてはクールな立ち位置でツッコミ苦労人なイメージですが、中の人である永塚さんはゴリゴリのアイドルオタクです。(最高)

モーニング娘。'18では石田亜佑美ちゃん推しだそうで、ブログを見るとハロー!プロジェクトのオフィシャルショップに行ってたり、昨年開催されていたモーニング娘。20周年のコラボカフェに普通に行ったりしています。応援しないわけがない。

こんな感じで(?)本人がアイドル好きであるがゆえ…なのかはわかりませんが、昨日見た中で踊り方だったり、仕草だったり、ファンサービスだったりが一番アイドルらしかったのが永塚さんだったなと思いました。素敵でした。

しかし、歌って踊れる声優の逸材が元公務員っていうのもすごいところです。

THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 08 試聴動画 - YouTube

(冬美旬ソロ曲『Genuine feelings』(1:46〜))

 

Café Parade

狩野翔さん(as 神谷幸広)、天﨑滉平さん(as 東雲荘一郎)、古川慎さん(as アスラン=ベルゼビュートⅡ世 )、児玉卓也さん(as 卯月巻緒)、小林大紀さん(as 水嶋咲)の5人で構成されるCafé Paradeですが、このユニットはやばい。小田さくら竹内朱莉高木紗友希船木結広瀬彩海でユニット組んでるみたいな感じ。とにかく歌唱力と声量がエグい。もはや暴力。歌唱力にぶん殴られるとはまさにこのことか…

アスラン役の古川さんの声量がとんでもないことは聞いてはいましたが、他の4人もすごいよな?なんで誰も教えてくれなかったの??

4曲目で披露されたReversed Masqueradeが、良い意味で前の曲の余韻を楽しませないというか(前の曲で全プロデューサーがBeitの面々にプロポーズされてます)、5人の歌で無理矢理曲の世界観に引っ張られるような感じがして。でも、それがすごく刺激的でダークな雰囲気がある曲調も相俟って、ゾクゾクするパフォーマンスでした。まさにエンターテイメントって感じ。

歌が終わるとさっきまでの気迫が嘘みたいに5人でわちゃわちゃしてて、そういうところで軽率に好きになっちゃうんだゾ〜ッ☆なんて思いながら微笑ましく見てました。

THE IDOLM@STER SideM 3rd ANNIVERSARY DISC 01 Café Parade & Altessimo & Legenders 試聴動画 - YouTube

(Café Paradeユニット曲『Reversed Masquerade』)

 

 

 

 

おわりに

ここまで色々書いてきましたが、これは140字じゃ収まらないな。もっともっと書きたいことはあるし感じたこともたくさんあったけど、私の語彙が尽きてしまったので、ライブDVDが出た時にまた思い出を反芻しようと思います。

パフォーマンスを見て、元気がもらえる、もっと応援しようと思える315プロのアイドルたちは偉大だなと思った1日でした。これからもっと大きなものになっていってほしいです。

こっそり音源の試聴動画なども載せているので多くの方に知ってもらえるきっかけになればと思います。

ハロヲタのみなさんはぜひ騙されたと思ってStudy Equal Magic!のライブ映像見てみてください。(切望)

 

おしまい!